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家づくりの費用、予算オーバーしないためにはどうしたらいい?

こんにちは、はるのいえの池田です。

一生でいちばん大きな買い物ともいわれる、マイホーム
夢や理想をすべて詰め込んだ家にしたいというのが、誰しも共通する本音ではありますが、限られた予算の中、そう簡単にはいかないのが現実です。
それでは、限られた予算の中で、理想をより実現に近付けていくためにはどうしたらよいのでしょうか?

建築コストが増大する、最大の原因。
それは、「あれもこれも」と詰め込みすぎて、家が大きくなりすぎてしまうところにあります。
そこで、大切なのが、

1+1=1

という考え方。

「ひと部屋+ひと部屋」と考えると、合計ふた部屋になってしまいますが、「ひとつの用途+ひとつの用途」は、必ずしもふた部屋にはなりません。
たとえば、独立した家事室をやめて、洗面脱衣室と兼用のランドリールームにするキッチンから洗面脱衣室への動線上に、物干し場を配置するなど。
これなら、さほど広い面積は必要としません。

客間が必要なら、6畳の和室をつくるのではなく、リビングを少し削って4畳半の畳コーナーを併設する。
これなら、ふすまを閉じておけば独立した客間になりますし、普段はフルオープンにしておくことで、畳コーナーもLDKの一部としてお部屋を広く使えます。

また、各部屋に個別のクローゼットを設置するのをやめて、ファミリークローゼットをひとつだけ設けるのも、延べ面積を縮小する上では効果的です。
ただし、なんでもかんでも1階部分に詰め込んでしまうと建て坪が大きくなり、割高になってしまうため、1階部分と2階部分のバランスも考えて配置する必要があります。

もちろん、あれもこれも我慢するのが家づくりではありません。
ご家族にとっていちばん大切な部屋をできるだけ広く贅沢にするなど、メリハリのある計画を心がけましょう。

家の面積を小さくすることは、建築コストを抑えるだけでなく、維持管理にかかるランニングコストの削減にも有効です。
断熱性能を高め、太陽に素直な家を設計することで、住み始めてからの光熱費も削減できますし、建物の性能を高めることで、補助金や税制優遇、住宅ローンの金利優遇といったメリットも享受でき、間接的にイニシャルコストを下げるにもつながります。

断熱性や耐震性を下げる、安い建材を使うなど、建物の質を下げる形でのコスト削減は、住み始めてからのランニングコストが大幅にアップすることになるため、おすすめできません。
コストダウンは目先の金額だけで判断するのではなく、ランニングコストを含めたトータルコストで判断するようにしてください。

何かをやめる、諦めるのではなく、今あるスペースに盛り込む工夫をすること。
それが、「1+1=1」の家づくりです。

これ以外にもコストを削減する方法はありますので、近いうちにお伝えできればと考えております。
楽しみにお待ちいただければ幸いです。

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