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コロナ禍を健康に過ごすための室内環境とは

こんにちは、はるのいえの池田です。

収束の兆しが見えないコロナ禍において、人々の働き方や暮らし方に変化が求められています。

おうち時間を快適に過ごすためには、どういった点に注意すべきでしょうか。

テレワークに対応できる間取りももちろん大切ですが、それ以上に重要なのが「空気環境」です。

ウイルスを避けてのおうち時間。健康で快適な空間を維持していきたいものですね。

そもそも、従来の換気量の基準値は感染対策として有効なのでしょうか?

密にならない換気量の基準とは、どういったものなのでしょうか。

厚生労働省が2020年3月30日に発表したガイドラインでは、ビル管理法が定める空気環境基準に適合していれば「換気が悪い空間」にはあたらないとしています。

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その空気環境基準とは、「二酸化炭素濃度が1000ppm以下」「相対湿度が40%~70%」であること。

※二酸化炭素濃度は計測器が一万円前後で購入できます。二酸化炭素濃度計で検索してみてください。

ウイルスは相対湿度40%以下で活性化するため、冬の場合は最低でも40~60%の湿度を保つようにしたいところです。

ただし、湿度50%以上になると結露が発生してしまうため、季節に応じたバランスが大切ですね。

このビル管理法で定める空気環境基準を、一般住宅に適用される従来の基準と比較してみると、今のお家の換気能力は感染対策としても有効だと言えます。

ただし、効率的な換気を行うためには、空間に適した換気方法を選ぶ必要があります。

一般住宅で用いられる換気方法は、おもに2種類。

第1種機械換気

換気方法:機械で給気・排気を行う。

メリット:熱交換型の換気扇を採用することで、冬に外気を取り込んでも寒さを感じることがない。

デメリット:導入コストがかかる。

第3種機械換気

換気方法:自然吸気、機械排気を行う。現在もっとも普及している換気方式。

メリット:導入・維持ともにコストがかからず、室内に湿気がたまりにくい。

デメリット:夏は熱風、冬には冷気が給気口から吹き込むため、給気口の位置によっては不快に感じる。

また、在宅時間が増えることにより、家のエネルギー消費量が増加する懸念があるため、住宅の省エネ化も考慮する必要があります。

全熱交換器を入れれば、熱を保ったまま効率よく空気を入れ替えできるので、消費エネルギーを最小限に抑えることができます。

そして、換気の際に注意したいのは、空気の質

空気質は温度・湿度・清浄度・気流の4要素で構成されているため、これをうまく調整しなければなりません。

IAQ(室内空気質)制御搭載の熱交換システムなら、気圧や湿度を自動でコントロールし、快適な室内を作り出します。季節に応じて給排気量も調整できるため、省エネ運転も可能。

汚れた空気を取り込まず、空気を循環して、浄化・排出。健康で快適、さらに省エネ効果もUPします。

IAQ制御ありの熱交換と非熱交換型の換気を札幌で比較すると、年間支出66,061円の差が生じたというデータもあるんですよ。

引用:Panasonic|IAQ向上で省エネ・健康的な住環境を

ちなみに、車のエアコンが外気循環できるせいか、住宅のエアコンでも換気ができると思っている方、意外と多いようです。

エアコンでは除湿はできても、換気はできませんのでご注意ください。

また、冬場の感染対策には換気だけでなく湿度の管理も重要な要素のひとつです。

こちらの記事も参考にしてみてください。

正しい“加湿”の方法、ご存じですか?

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