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家づくりコラム
こんにちは、はるのいえの池田です。
はるのいえのブログでもこれまでたびたびご紹介してきた住宅の「構造計算」。このブログをお読みの方はすでに耳にタコ、かもしれませんが耐震等級3の住まいでも、構造計算がされていない家は多く、本当に安心な家か……という疑問が残ってしまうのが今の日本の現状です。
さて、そんな家の構造ですが、私が今強く感じているのが「シンプルな構造にすることで、耐震性の高い家を追求することの重要性」です。
いったいどういうことなのか、お話ししてみましょう。
様々な方に家づくりの考え方や設計理念を伺う中で、最近私が「本当にそうだ!」と痛感しているのが、シンプルな構造を追求することの大切さです。
自由設計・注文住宅の家となると、間取りや家の形状もさまざま。そのため、耐震等級3を獲得するために、強度を高めるための柱や壁を必要以上に配置して、構造がとても複雑になってしまいがちです。
構造が複雑な家のデメリットはいろいろありますが、主に挙げられるのがコスト高。
基礎を余計にコンクリートを使わなければいけない複雑な構造の家は、コンクリートの資材費が余計にかかってしまいます。
梁についても同じです。構造をシンプルにすれば使う梁の太さも洗練された構造を追求すれば、細いタイプに切り替えることができます。そうなれば、部屋の容積が小さくなりクロスや断熱材などもより少なくなります。加えて、冷房効率も良くなる可能性があります。
梁が太ければそれだけ建物が垂直方向に大きくなってしまいます。
建築は重心が低い方がプロポーションとしてかっこいいとも言われていますから、垂直方向への広がりを抑えれば、スタイリッシュな家になりますよね。
まだまだ道半ばではありますが、シンプルな構造を追求すると基礎部分にかかる費用だけでも15万円ほどコストが削減できています。ここにさらに、壁紙や断熱材の費用が加われば、お客様にとって「コストパフォーマンスがいい!」と感じていただけるコストダウンが叶えられます。
もちろん、シンプルな構造にすることは耐震性を諦めることではありません。しっかりと強度も確保したシンプルな構造であることが大切ですから、当然構造計算も実施しています。そうすると、プラン段階から構造がシンプルになっていれば、構造計算もしやすくなるというメリットもあると新たな発見もありました。
無駄なく、より良い家づくり。
はるのいえにとって、シンプルな構造の設計はまさにこうした理想的なあり方を実現する第一歩です。
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