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私はなぜ、模型を作るのか?

こんにちは、はるのいえの池田です。

当社ではお客さまとのお打ち合わせの際に、模型を作成してお見せすることがあります。

模型があれば、図面に描かれた建物を誰でも立体でとらえることができるので、とても効率的にお打ち合わせができるのです。

外観はもちろん、屋根をはずせば間取りや建具の位置関係も確認できます。

模型を目の高さに持ち上げて開口部から中をのぞいてみると、まるで誰かの家をのぞいているような不思議な感覚を覚えるはずですよ。(*^_^*)

当社では、発泡スチロールの両面に上質紙を貼った“スチレンボード”という材料を使って模型を作ります。

大抵は真っ白な模型になりますが、よりリアルに表現したい時にはカラー用紙を貼って色付きの模型に仕上げることもあります。

この場合の模型は、パースなどと同じでプレゼンテーション用に作成するものですが、実は模型にはもう1つ別の役割があります。

それは、検証用としての模型

設計士が頭の中で思い描いたとおりの建物になるかどうかを、模型を作って確認するのです。

以前、浴室をシステムバスではなく造作にしたいというお客さまがいらっしゃいました。

お客さまなりに、頭の中で理想の浴室をイメージしていらっしゃったのですが、話を聞いてみると、どう考えても使い勝手がよくない。

そう説明しても、何が悪いのかをなかなか理解していただけないんですね。

そこで、私は実寸大の浴室の模型を作り、そのお客さまにお見せしました。

実物を目の当たりにすることによって、何がいけないのか、どう使い勝手が悪いのかを明確にご理解いただくことができ、この案は無事却下となりました。(^^;

実寸大の模型はちょっと極端ですが、いうなればこれが検証用としての模型ですね。

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