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お家の断熱性と耐震性の密接な関係とは?

こんにちは、はるのいえの池田です。

以前ここで「お家の断熱性能は、耐震性能とも密接に関係しています」とお伝えしたことを、覚えていらっしゃいますか?
燃費でみる『EAT20』G2基準の家

本日は、そんな断熱性能と耐震性能の関係性についてお伝えします。

お家の断熱性能は、何十年たっても新築時の性能をそのまま維持できるわけではありません。
木は、湿気を吸ったり乾燥したりするのに合わせて、伸び縮みします。つまり、木造の家はつねに呼吸をするように動いています(集成材で建てた家は、無垢の木材を使った家ほど伸縮しませんが)。

また、家は強い風でも動きますし、地震があればさらに大きく動きます。
断熱材も家と一緒に動くため、ウレタン吹き付けなどは年数の経過とともに気密性が損なわれ、少しずつ性能が衰えていきます。

耐震性を高めた家は、地震がきても揺れないよう建物をしっかり固めているため、家が動きにくくなっています。
家が動きにくいということは、気密性が損なわれにくく、性能面での経年劣化が起こりにくいということ。
つまり、お家の断熱性能を長期にわたって維持していくためには、耐震性能を高めることが必須条件なのです。

ちなみに、震度5強~6弱の地震で耐震等級3のお家は2.5センチ程度変形するといわれています。

実際にはプラスターボードなど下地材の耐力があるため、変形するのは1センチくらいです。
きちんと構造計算をして耐震性能が考えられた建物なら、このように家がどれだけ動くかを想定することもできるのです。

構造計算が行われていないお家は、どのくらい変形するのかがわかりません。
どのくらい変形するのか、動くのかわからない建物で、断熱性能を考える上で大切な「気密」をしっかりと保つことができるのでしょうか?

だから、お家の性能向上は「断熱性」「耐震性」そして「耐久性」と、必ず維持保全までセットで考えるようにしてください。

「そんなことしていたら、お金がいくらあっても足りない!」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、耐震等級2を耐震等級3に上げたところで、建築コストが何十万円もアップするわけではありません。
当社では3年ほど前まで『耐震等級2』の長期優良住宅を建てていましたが、熊本地震の実施調査により、耐震等級3なら繰り返し地震にも耐えられることが判明したため『耐震等級3』を標準とする方針に切り替えました。
その時のコストの差は、なんと6万円程度

『耐震等級3』なら地震保険の保険料が50%に優遇されますから、その割引分で十分にペイできる程度の金額です。
もし、「費用がかかるから」という理由で『耐震等級3』をためらっている方がいらっしゃるのであれば、ぜひ一度はるのいえにご相談ください。

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