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室温シミュレーションの手順をご説明します

こんにちは、はるのいえの池田です。

当社ではお家の設計をするにあたり、さまざまなシミュレーションを行っています。
たとえば、実際にお家を建てたときに太陽の光がどのように入ってくるのか。どこから風が入り、どのように流れていくのか。
お家の燃費も、シミュレーションでわかります。

「だけど、本当にそんなことがわかるの?」
ちょっと不安に感じる方もいるかもしれませんね。
そこで、実際どのようにシミュレーションしているのかを知っていただくため、本日はシミュレーションの手順をご覧いただこうと思います。

室温シミュレーションの手順

(1)敷地・平面プランの入力
まずは、システム上に平面プランを入力します。計画中のお家だけでなく、周辺の建物やカーポート、植栽などもすべて入力します。
入力したデータはすべて、3Dとなって立ち上がります。

(2)部材構成・遮蔽物の設定
次に、建物を構成する部材をすべて設定します。レースのカーテン、外付けブラインドといった遮蔽物も設定します。
構成するすべての部材、間仕切り壁や床・天井の熱伝導率を設定します。
これで、外皮の性能が確定されます。

(3)条件設定
ご家族構成や生活スケジュール、冷暖房の運転スケジュールなどの設定を行います。

冷暖房スケジュールは部屋ごとに別途設定することも可能計画換気の経路も自動で作成されます。
エアコンだけでなく、床暖房や床下エアコン、薪ストーブなどの燃費も計算できますよ。

ここまで入力・設定したら、気象データにより時刻ごとの外気と建物内の各部屋の熱の移動が計算されます。
室温計算は時間毎に行われ、結果は平面図や断面図、グラフなどでわかりやすくビジュアル化されます。

さらに、自然室温のシミュレーションとあわせて、冷暖房を稼働した際の室温や冷暖房で使用するエネルギー量の計算も行います。
壁や窓、換気設備など、どこからどれくらいの熱が入ってくるのか、あるいは出ていくのかが目に見えてわかるため、「窓の断熱性を強化しよう」「熱交換換気設備を導入しよう」といった検討がしやすくなるのもポイントですね。

なお、燃費については平成28年省エネ基準の一次エネルギー消費量をもとに、計算書を作成しています。
月別、年間光熱費や月平均光熱費がグラフでわかりやすく表示され、「暖房」「冷房」「換気」「給湯」「照明」といった区分まで明確になっているため、誰でもイメージしやすいのがいいですね。

はるのいえでは、このようなシミュレーションを何度も行いながら、お客さまにご満足いただける快適室温のお家を設計していきます。
同じプランでも立地条件によって結果は大きく変わりますので、土地をお探しのお客さまにもシミュレーションをご活用いただければ幸いです。

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