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家づくりコラム
こんにちは、はるのいえの池田です。
太陽光発電を住まいに搭載するのが当たり前になってきている今。「屋根の上に太陽光発電パネルを載せる」ことに対して抵抗感を持つ方はかなり減ってきています。とはいえ、時折ご質問いただくのが太陽光発電を搭載する際の耐震性に関する話。また、インターネットなどを見ると「ソーラーパネルを設置すると、家屋の耐震性にマイナス」と書かれているのもよく目にします。
そこで今回は、太陽光発電を搭載した住まいと、耐震性にまつわる話をお届けします。
太陽光発電システムを住まいに搭載する際には、屋根の上に太陽光発電パネルを載せていくことになります。
「耐震性が下がる」と言われる大きな理由の一つが、これにより屋根が重くなること。搭載するパネルの量にもよりますが、数百キロの重さが屋根に荷重としてかかることで、家が地震に弱くなるのではと言われてしまうのです。
さて、実際太陽光発電を住まいに搭載することで、家の耐震性は損なわれてしまうのでしょうか?
結論から言えば、はるのいえで家を建てる場合には【全く問題ありません】。
その理由は、太陽光発電パネルを搭載する前提で、1棟1棟構造計算を実施しているから。
以前のブログでもご紹介しましたが、平屋や2階建ての一般的な木造住宅は建築基準法の「四号建築物」に該当し、技術的基準を満たしていれば構造計算をしなくてもよいとされています。つまり、構造計算をしなくても、行政から「家を建ててもよい」という許可を得ることができ、お家を建てることができてしまうのですが、それでは意味がありませんよね。
実際、日本建築学会の研究によれば「建築基準法の仕様規定を満たしていても、構造計算(許容応力度計算)をすると構造エラーが多い」という実態が報告されています(※)
※参考:『プレカットを用いた木造軸組住宅(四号建築物)に関する研究 その4 : 許容応力度計算による結果』(実情調査(1),構造III,2012年度大会(東海)学術講演会・建築デザイン発表会)
耐震等級3相当であっても、構造に対する信頼性が不確かであれば意味がありませんので、太陽光発電パネルを載せる前提で構造計算がされていれば、大丈夫。
太陽光発電のメリットはとても大きなものですから、ぜひこれから家を建てるなら太陽光発電もしっかり搭載した家づくりをご検討ください。
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