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家づくりコラム
こんにちは、はるのいえの池田です。
先日公開した、住宅の“耐久性”に関する記事のなかで、長持ちするお家を建てるためには「どう建てるか」が重要であるとお伝えしました。
→『耐久性』の高い家は、どのように建てるのかがポイント!
その記事でも触れましたが、“はるのいえ”では誰か施工をしても、誰が管理をしても同じ品質のお家を建てられるよう、検査マニュアルを整備しています。
本日から何回かに分けて、検査方法や具体的な検査の内容など、このマニュアルの内容に沿ってお話しさせていただきます。
まず、頭に入れておきたいのは「何を目的として検査をするのか」ということ。
検査をするということは、達成しなければならない基準があるわけです。
弊社の場合は、
・法律(建築基準法)に適合していること。
・瑕疵保険や住宅性能表示、長期優良住宅の基準に適合していること。
・契約(設計図書)どおりに施工されていること。
大きく分けて、この3つの基準に適合することを目的として検査しています。
そして、これらは検査の「目的」であると同時に「根拠」でもあります。
根拠を頭に置いて検査するというのは、正しく施工する上で非常に重要であり、最終目標である「品質向上」には欠かせない要素です。
したがって、はるのいえの検査マニュアルは、この根拠を示すところから始まります。
〈検査方法・判定〉
まずは、検査方法です。
検査の状況を撮影し、アプリで検査結果を入力。
このとき、写真の撮影はマニュアルに記載の検査項目・見本写真と照らし合わせて行います。
撮影の際の注意点が細かく記載されているため、いつ誰が行っても同じ精度の写真を撮ることができます。
アプリに結果を入力したら、設計図書(設計図)と整合性がとれているかどうかが判定されます。
整合性がとれていない場合は、その要因を入力することで根本改善につながり、同じミスを繰り返さないための対策として活用できます。
問題のあった箇所については工事の担当者にヒアリングを行い、工事の是正や図面の修正を求めます。
検査に必要な設計図書も一覧にまとめてあるので、準備も効率的に行えますし、検査当日になって「あの図面がない!」といったトラブルも防止できますよ。
この検査マニュアルのポイントは、ただ検査方法が記されているだけでなく、この検査の根拠である法令や基準が、項目ごとにきちんと明記されていること。
それ以外にも、検査に必要な写真と枚数、見本の写真、必要な設計図書、検査前の確認事項などが、一目でわかるよう1枚のページに収められています。
これなら、根拠まできちんと理解しながら、効率的に検査を行うことができますね。
次回からは、実際の検査項目と内容について、検査方法も含め解説していきたいと思います。
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