キッチンコンロはガス?それともIH?光熱…
家づくりコラム
こんにちは、はるのいえの池田です。
高性能住宅にはさまざまな支援制度が用意されています。ただし、「すべて併用すれば、かなりお得…」。
そんなふうに考えている方は、要注意ですよ。
たとえば、新築にかかわる補助金には『ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)支援事業』と『地域型住宅グリーン化事業』があります。
どちらも受給できればよいのですが、この2つの支援制度は併用することができません。
この2つに限らず、目的を同じくする国の補助金の多くは併用することができないため、絞り込みをする必要があります。
『ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)支援事業』は経済産業省による支援事業で、『地域型住宅グリーン化事業』は国土交通省。
「どちらが受給しやすいか」という視点で考えると、『地域型住宅グリーン化事業』に軍配が上がります。
まず、『地域型住宅グリーン化事業』の方が予算が多い。
『ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)支援事業』の予算は『地域型住宅グリーン化事業』の約半分で、なおかつハウスメーカーが建てる家も対象となるため、すぐに枠がなくなります。
その点『地域型住宅グリーン化事業』は予算も多く、中小工務店が建てる家を対象としているため、比較的、枠に入りやすいのです。
そのような理由もあって、当社では『地域型住宅グリーン化事業』の申請をおすすめしています。
ただ、令和2年度の『地域型住宅グリーン化事業』は、補正予算が通ったあと1週間もしないうちに予定予算に達して受付を終了しており、「高性能住宅を求める人が増えるにつれ、補助金を受けるのも難しくなっていくのかな」という危惧はありますが…。
受付は先着順方式となっていますので、できるだけ早めに準備をし、いつでも申請できる状態にしておきましょう。
令和3年の『地域型住宅グリーン化事業』の1戸あたりの補助金額は、以下のとおりです。
※2021年6月中旬より第1期の募集開始予定。第2期募集は2021年10月下旬予定。
※お家の建て方によってもらえる補助金額が異なります。
■長寿命型(長期優良住宅)
経験工務店:100万円
未経験工務店:110万円
※省エネ強化加算の条件を満たせば、さらに30万円が追加されます。
■ゼロ・エネルギー住宅型
経験工務店:125万円
未経験工務店:140万円
■高度省エネ型(認定低炭素住宅・性能向上計画認定住宅)
経験工務店・未経験工務店:70万円
さらに、条件を満たすと上記の補助金額に以下の補助金が加算されます。
※ただし、以下1~3の併用はできません
1.地域加算(条件:主要構造材に地域材を多くつかう)20万円
2.三世代同居加算(条件:玄関、キッチン等の水回りを2つ以上設置する)30万円
3.若者・子育て世帯加算(条件:40歳未満の世帯又は18歳未満のお子さんがいる世帯)30万円
対象物件の条件やお申し込みスケジュールなど、詳細ははるのいえまでお問い合わせください。
なお、冒頭で「国の補助金は併用できないことが多い」と申し上げましたが、『すまい給付金』に関しては併用も可能です。
併せてご相談ください。
最新記事
家づくりコラム
家づくりコラム
家づくりコラム