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家族が無事で暮らすための、自然災害とお家の関係

こんにちは、はるのいえの池田です。
本日は、自然災害とお家の関係について考えてみます。

地震に関しては、構造計算で耐震等級3を確保しておけば、まず安心。
耐震等級3と耐震等級3“相当”の違いをご存じですか?

台風についても、しっかりと構造計算を行った家であれば安全性は確保できます。

難しいのは、水害や土砂災害です。
とくに近年、豪雨による水害が全国的にも後を絶ちません。このような災害に対しては、どのような対策をとるべきなのでしょうか?

ある大手ハウスメーカーでは、水害に耐える家をいち早く開発しました。
いわゆる“水に浮く家”です。
ただし、まだ実際の災害現場における事例がないこと、コストの問題なども含めると、慌てて飛びつくのではなく、もう少し実用化が進むのを待ちたいところです。

今回はそういった技術的なことではなく、もう少し現実的な観点で考えてみましょう

はるのいえのでも、過去に川沿いで家を建てたお客さまがいらっしゃいました。
このときはお客さまの要望もあり、1階をガレージにして2階から上で生活するプランを作成しました。
生活の拠点が2階にあれば、洪水が起きても家の中まで浸水する心配がないからです。
水がつきやすい立地の場合、少なくとも平屋は避けた方がよいかもしれませんね。
実際の洪水による被害でも、2階に逃げれば救えた命もあったといわれています。最低でも逃げ場は確保しておきましょう。

これから土地を購入するという方は、「ハザードマップ」をしっかり確認することが大切です。
地震や台風とは異なり、水害や土砂災害は家を建てる場所によってある程度は回避することが可能です。
「ハザードマップ」は各市町村のホームページからダウンロードできます。

ハザードマップポータルサイト

すでに土地をお持ちの方も、ハザードマップで自宅のある場所のリスクを知り、避難や災害対策の参考にしていただければと思います。

もうひとつ、リスクの軽減に役立てたいのが、火災保険です。

万が一の被害を100%防ぐことが難しいのであれば、被害に遭ったあといかにして生活を立て直すかを考えましょう。
台風や集中豪雨による洪水・土砂崩れなどによる損害は火災保険で補償されますから、災害によって生活が成り立たなくなるという不安はなくなります。場合によっては、家財保険も検討してみるとよいでしょう。
保険商品によって補償の対象となる範囲は異なりますので、注意してください。

構造計算によって丈夫な家を建てること、気密性の高い家を建てることも被害を最小限に食い止める上では有効ですが、このようにハザードマップや火災保険を活用し、リスクに備えることも大切ですね。

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