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家事をしながら思う、日々の掃除と整理整頓

こんにちは、はるのいえの池田です。
私の日課は、毎朝4時に起床して家事をすること。
掃除やゴミ出し、部屋の片付け、台所仕事まで、ひと通りのことはやっています。

すると、どうしても気になってきます。
三角コーナーや排水溝の生ゴミをどこへ捨てるか。
分別のゴミ箱は、どこにあると便利なのか。
一杯になったゴミ袋はどこへストックするか。
ゴミ出しの経路は……?

そんな、日々の家事をしながら感じた不自由さを、お客さまのお家のプランニングに活かしています。
掃除道具の置き場所も、適材適所にきちんとつくってあげると便利ですよね。
個人的に気になるのは、キッチンのシンクの内側に設置されているスポンジや洗剤容器のラック。
シンクの掃除をしていると、どうしても水が飛んでしまうため、食器洗いスポンジの衛生面が以前から気になっていました。
そこで思いついたのが、ニッチの活用。
キッチンの作業スペース前にあるスパイスの小瓶を置くためのニッチは、最近ではめずらしくありませんが、はるのいえでは食器洗いスポンジを衛生的に管理するための工夫のひとつとして、シンクの前にもニッチをつくるようにしています。

そのほか、今は自分の子どもが小さいこともあり、部屋の片付けがいちばんの関心事です。
大きくなってしまえば自室を使ってくれるようになるでしょうけれど、子どもが小さいうちリビング収納が必須
通園・通学に必要なものを置いておく場所や、おもちゃの保管場所など。
とにかく、どれだけ散らかしてもパパッときれいに片付けリセットできる環境づくりが大切だと考えています。
リビングは、子どもがいちばん長い時間を過ごす部屋。この生活の中心となる場所がどういう状態であるかということは、子どもの能力を伸ばしたり、人間性を形成する上でも影響があるといわれています。

たとえば、子どもの興味を伸ばすためには図鑑や地球儀などをリビングに置いておくといいというのは、昔から言われていることですよね。
本も絵本に限らず、ちょっと難しいかなと思う本でも、子どもの目につき、手の届く場所に置いておくことで、年頃になると自然に手を伸ばすようになるといいます。

秩序なく散らかった部屋は子どもにストレスを与え、集中力を低下させるといった心理的な悪影響もあるといわれており、そういった面からも整理整頓の重要性がうかがえますね。

それだけでなく、「片付ける」ということは子どもの自主性や責任感を養い、空間や時間を効率よく使うことを学ぶ機会にもなります。
そこで私は、建築の専門家としての視点から、片付けやすく維持しやすい室内環境づくりに取り組んでいます。
将来的なライフスタイルの変化を考えると、造り付けの家具ではなく本棚やカラーボックスのようなものでもよいでしょう。
そういった収納家具を置く場所は、プランニングの段階でできるだけ確保するようにしています。

今現在、2歳の娘は「パパが片付ける人」と認識しているようですが、片付けやすい環境をつくり、片付ける姿を見せることで、やがて自分で片付けることを覚えてくれると信じています。

最後になりましたが、一年間はるのいえのブログにお付き合いくださり、ありがとうございました!
2022年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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