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「かっこいい家」を建てる設計士がやっていることとは?

こんにちは、はるのいえの池田です。

家は必要な性能を満たしているのはもちろんのこと、どうせ住むなら見た目もかっこいい家に住みたいと思いませんか?
いくら冬暖かく夏涼しい、そして動線にとことんこだわった暮らしやすい家でも、見た目がいまいちではワクワクしませんよね。

家の見た目とは、つまり外観のこと。
どんな外壁材を使うか、色の組み合わせをどうするかによって、ある程度好みのテイストに合わせることはできますが、問題は“形状”です。
形が悪いと、どんなに高価な外壁材を使っていても「あの家、なんかちょっと…」という見た目になってしまいます。

なぜ、そんなことになってしまうのでしょうか?
まずは、お客さまと打ち合わせをして間取りを作ります。すると、できた間取りによってある程度の外観形状が決まってきますよね。
パースを見て「あまりかっこよくないな」と思っても、修正するためには間取りから考え直さなければなりません。
間取りを優先した結果、思うような外観にならなかった。
形のかっこ悪い家は、このようにしてできていきます。

いろいろな方の話を聞いていて「なるほどな」と思ったのは、建築家やデザイナーといわれる方たちのなかには「平面図よりも先に、立面図から考える」という方が意外に多いということ。

平面図というのは、建物を水平方向に切断して上から見た図面。つまり、間取り図のこと
それに対して立面図というのは、建物を正面から見た形のこと
確かに、どんな形状にするか立面を先に決めてしまえば、外観がかっこ悪くなるはずがありませんね。
あとは、その立面に合わせて柱や梁の位置を決め、間取りを当てはめていくだけです。

もちろん、全員がそうというわけではありません。
建築家とかデザイナーといわれる方たちのなかにも、お客さまのご要望を最優先に平面図からつくっていくという方もいらっしゃいます。
性能にこだわれば自ずとシンプルな形状になりますから、そういう意味では間取りが先でも問題はないのかもしれません。

私自身も、平面を先に決めていく方です。
平面を作りながら頭の中で立面を思い描いているため、正確には同時進行で進めているといってもよいかもしれません。
平面図が出来上がってから、思うような外観になるよう屋根形状などを調整していくこともあります。

最近では3D CADを使う住宅会社が増えています。
3D CADでは、平面図を入力すればあとはボタンひとつで勝手に立面図が立ち上がるようになっています。
非常に手っ取り早く便利なのですが、設計士として怖いのは3D CADを使用することで「考える力」をなくしてしまうこと。
「屋根の向きがこうならないかな」「ここが少しバランス悪いな」と思っても、ついつい「CADがそういうなら、それでいいか」と思ってしまうのです。
だから、当社でも3D CADは導入しているものの、結局は使わなくなりました。

何より大切なのは、まず「手描きで図面を描いてみる」ということ。

頭の中でイメージしたものを形にするためには、手描きによって思考を整理していくことが大切です。CADで入力していくだけでは気付けない細かい点も、自分で手描きをしていくことで見えてくることがあります。
つまり、製図の技術とは「どうすればかっこよくなるか」を紙の上に投影して練っていくプロセスなのです。

かっこいい家を建てるためには、設計士がどのような思い入れを持って、どのようなプロセスを経て建物をデザインしているのか、聞いてみるのも面白いかもしれませんね。

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