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住まいの断熱性、どのくらい大切?HEAT20のG2とG3の違いも解説

こんにちは、はるのいえの池田です。
これから家を建てようと思ったとき。「マイホームを暖かく、そして夏の冷房効率をよくするために、断熱性を」と考える方、一昔前と比べてもとても増えているなと感じています。
高断熱・高気密な家づくりという言葉を耳にする機会も増え、断熱性能に関しても断熱等級やHEAT20などの基準があり「一体何を参考に選べばいいのか」わからなくなっている方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は住まいの断熱性で知っておきたいポイントやHEAT20の断熱基準についてなどをお話ししてみましょう。

■断熱性能だけで判断するのは危険!?大切なのはトータル設計

家を建てるにあたって、断熱性能を高めたいという理由から「UA値は最低このくらい」など具体的な目安を決めている方、性能を追究した家づくりを考えている方の中にはいらっしゃるかもしれません。

実際、住宅業界ではUA値をいかにいい数値にするかという数値だけの競争が激化。どの住宅会社でもそれなりにいい値の家づくりをしています。

ただし、ここで注意したいのが

【UA値だけで住まいの快適性は語れない】

ということです。

たとえば、UA値0.4の家と、UA値0.9の家。
どちらが快適なのか、体感値として具体的にどのくらい違うのかイメージできる方はきっとほとんどいらっしゃらないはずです。

それもそのはず。
UA値はあくまでも、たくさんある住まいの性能を表す指標の中の一つ。
他にも、日射遮蔽や日射取得、気密性など様々な視点から本当にその家が暮らしやすいかを考えなければいけません。

例えば、
英語・数学・国語・社会・理科の5教科で400点を取ったとしても
その内訳が全ての教科で80点なのか、数学が0点・その他の教科が100点なのかで総合的な学力は違いますよね。

特に家に関しては、いくら断熱性や気密性が高かったとしても、夏場日光がリビングにダイレクトに入ってしまうような家では、とても暑くて快適とはいえません。省エネ性という観点からも、日射熱が大き過ぎてとても非効率となってしまうでしょう。

だからこそ、住まいの快適性はUA値などの一つの指標で判断するのではなく、トータル設計でどう考えられているかがとても重要になります。

はるのいえでは、必ず住まいを設計する際に温熱シミュレーションを実施。
断熱性はもちろんのこと日射取得や日射遮蔽なども考えた上で、快適な温度環境を実現できる住まいを設計しています。

■HEAT20とは?G3にするべきなのか?

HEAT20とは、「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称で、快適な住まいをつくるための調査研究や技術開発、そして普及定着を図る組織です。

HEAT20では、断熱性能をG1〜G3までランク分け、評価しています。
断熱性能を表す基準は他にもいろいろありますが、HEAT20のG1〜G3は国で定められた基準よりも厳しく設定されていることから、省エネ住宅の指標として使われることが増えています。

断熱性能の評価にはG1であれば「概ね10度を最低基準として保つこと」を設定されています。G2になれば、「概ね13度」、G3では「概ね15度以上を確保すること」が目標とされています。

ここで問題となるのが、「これからマイホームを建てるなら、どの水準を目指せばいいのか」という視点です。

個人的には、建築コストなどかかる費用と快適性のバランスを考えたとき。
長野県で生活するならHEAT20のG2とG3のちょうど中間、G2.5程度がいいのではないかと考えています。
ぜひ、この辺り詳しく知りたいという方は気軽にお問合せくださいね!

*はるのいえの住まいの性能に関してはこちらもチェック
https://haruno-ie.com/quality

*構造見学会や完成見学会の最新情報はこちら
https://haruno-ie.com/news

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