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afterコロナに向けた家づくり、ワークスペースのあり方とは?

こんにちは、はるのいえの池田です。

いまだ収束の兆しが見えないコロナウイルス。ワクチンの供給開始とともに少しずつ改善していくものと思われますが、今後また同じような事態が起こらないとも限りません。
これから家づくりをスタートする皆さまは、withコロナ、そしてafterコロナに向けた新たな生活様式についても、考えていく必要があるのではないでしょうか。

そのひとつが、ワークスペースのあり方です。

今まで家にいなかったはずのご主人が、朝から晩まで目の前で仕事をしている。
奥さまとしては、生活音や子どもの声、ペットの鳴き声が仕事に支障をきたすのではないかと神経質になってしまうこともあるでしょう。
三度の食事を用意し、頼まれればコーヒーを淹れ…。ひとりになる時間がない、生活のリズムが狂わされるというストレスにも直面することになります。
ご主人の方も、オープンすぎるワークスペースでは仕事に集中できないでしょうし、オンライン会議でも生活感が丸出しになってしまうため、テレワークに適しているとはいえません。

理想的なのは、家族とある程度の距離感をもてる個室のワークスペースです。

しかし、専用にひと部屋つくるとなると、今度は建築費用が問題となってきます。
できるだけ面積を増やさないようにといっても、あまりに狭すぎるのも閉塞感がありますから、部屋を兼用するなどの工夫が必要となるでしょう。
たとえば、寝室の一角をワークスペースとするなど。その際、オンライン会議で生活感のあるものが映り込まないよう、家具の配置にも配慮する必要があります。

また、テレワークだからといって、一日中ワークスペースにこもっているわけにはいきません。適宜リフレッシュするためのスペースも必要です。
しかし、ご家族のいるリビングやダイニングでは落ち着いて休むこともできないでしょうし、奥さまだって気をつかいます。
そんな時は、ワークスペースのそばにカフェテラスやインナーテラスをつくってコーヒーを飲めるようにしておくと、気分が変わっていいかもしれません。

テレワークだからこそ、公私をきちんと区別し、家族みんながこれまでと変わらない生活をするための工夫・距離感が必要ですね。

なかには、せっかくのテレワークなのだから、家族の気配を感じながら仕事をしたいというご主人もいるかもしれません。
その場合は部屋を完全に仕切ってしまうのではなく、書棚や収納家具で緩やかに仕切ってみたり、あるいは部屋にリビングとつながる小窓を設けてみたり。
2階にワークスペースを設けて、吹き抜けでリビングダイニングとつながるようにしてもよいでしょう。

ワークスペースを考える上で大切なのは、ゾーニングだけではありません。動線にも気を配る必要があります。
たとえば、お手洗いに行くのにリビングダイニングを通らなくてもいいように設計する。来客のあるお仕事なら、玄関からの距離も重要です。

職種によって必要な環境は異なりますから、ご家族との距離感も考慮しつつ、住まい手に合わせたワークスペースをつくりましょう。
まずは、ワークスペースのあり方について、ご夫婦でしっかりと話し合ってみることをおすすめします。

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