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断熱等性能等級に6・7が追加されました!はるのいえは断熱等性能6相当

こんにちは、はるのいえの池田です。
住まいの性能を考えるにあたり、目安になるのが断熱性能や耐震性能などの等級です。耐震等級に関しては、等級取得だけでなく義務化にはなっていないものの構造計算が大切というお話を以前こちらのコラムでもご紹介しています。
そこで今回は、断熱等性能等級に関するお話をしてみましょう。
住まいの温熱環境を語る上では欠かせない断熱等性能等級。実は最近、等級により高い水準となる6、7等級が追加されています。

■断熱等性能等級に新たな水準が追加されました

断熱等級に新たに加わることになった、等級6・7という基準。
もう少し詳しくご説明すると、国土交通省と消費者庁から2022年3月に日本住宅性能表示基準の改正が告示され、今年10月1日から、断熱等性能基準の等級が等級1から等級7の7段階で示されるようになることが決まったのです。

と言っても、等級だけを聞いているのではなかなかイメージがつきませんよね。
本当にざっくりとわかりやすくいうのであれば、

・等級6はHeat20のG2相当、等級7はHeat20のG3相当の水準

といえます。
ちなみに、断熱等性能基準で等級5の家は、ZEH基準相当の家です。

ここで、実はしっかりと考えておかなければならないのが、断熱性能は高ければ高いほどいいのか?という視点です。
例えば、断熱等性能基準では最高等級となる等級7を追い求めるとなれば、どうしても家づくりにかけるコストが高くなります。
得られる性能のメリット(断熱性を高めることによる過ごしやすさ)と、家づくりにかけるお金のバランスが、これで正解なのかと聞かれれば。
そこまで求めなくても良いケースが多いのではないでしょうか・

家づくりの業界や、私がいつも勉強をさせてもらっている松尾式住宅設計の考えでは、大体HEAT20でG2.5程度がコスパを考えた際に最適な水準と言われています。

G2.5とは、つまり断熱等性能基準の等級6と7の間くらいということ。

■HEAT20のG2.5がコスパが良いと言われる理由

では、なぜG2.5程度がコスパが良いと言われるのでしょうか?

その理由はいろいろありますが、家に何年暮らすかどうかという視点、そして電気代の上昇率を考えた結果の答えです。

家を建てる際にかかるイニシャルコストと、家が完成して暮らしていく中でかかる冷暖房費の総額を築年数で見たとき。
30年でのトータルコストが最も安くなるのは、UA値0.33から0.39あたりです。(*この考えでは、電気代は年率3%上昇することを想定されています)

なかなか住宅に関する性能を表す数字はいろいろな基準があり、「どれがいいのかわかりにくい」とお客様が感じるのは当たり前。
はるのいえでは、この辺りをしっかりと丁寧に、そしてわかりやすくご説明した上で、どんな家づくりが良いのかをトータルコスパも考えながら一緒に考えてまいります。

*こちらの記事も参考に
似ているようで全然違う!耐震等級3と耐震等級3“相当”の家

室温シミュレーションの手順をご説明します

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